2010年06月24日

挑戦しない者に勝利はないんだ!

「なんだと!手堅く完走しろとはなにごとだ。挑戦しない者に勝利はないんだ!」

「言っておくがな、そんなことをしていたら、一生レースでは優勝出来ないんだぞ。」

これは、1991年マツダが24時間耐久レース、ル・マンへ出場した時の伝説のドライバーであるイクスが、監督に言った言葉である。

この年、マツダは奇跡的に残り4時間を残した時点で2位につけていた。そのことを監督は日本の本社に報告したら、「手堅くいけ!完走できるだけでも上出来だ」との指示を受けた。

ル・マンは完走するだけでも大変なレースであり、その頃のマツダもまだまだ車の技術や性能は今に比べれば劣っていた。
だから、本社としては「2位で完走だけでも充分な宣伝効果である」と判断したのであろう。

しかしイスクはその指示を無視し、先頭を走るメルセデスの性格を読んで、逆に大幅にタイムを縮める積極策に打って出た。
焦ったメルセデスは、縮められた9秒差を挽回しようとアクセルを踏み続けた。

その結果が裏目となり、オーバーヒートを起こしてリタイアに追い込まれ、その結果、マツダがトップに躍り出てそのまま優勝してしまった。

日本がルマンで優勝したのは、後にも先にもこのときだけである。

イスクも性能が決して良くない車で積極策にでることは、リタイアに追い込まれるリスクを背負ってのチャレンジであったわけである。
しかし、そうしなければ優勝はなかったということでもあり、「挑戦しない者に勝利はないんだ!」というのは、彼のドライバー人生で得た教訓なのであろう。

南アフリカのワールドカップは予選リーグが3節目となり、俄然面白くなってきた。
というのも、1節・2節は両チームとも「負けない試合」や「勝ち点を失わない」試合が多くて、「挑戦」する試合が少なかった。

しかし、今朝のドイツvsガーナやオーストラリアvsセルビアはどのチームも勝てば予選突破の可能性があるので、「勝つしかない!」という試合は、見ていて本当にワクワクした。

それは、リスクを背負い相手ゴールに迫る!という本来サッカーというスポーツが持っている楽しさを味わえるからである。

「挑戦しない者に勝利はないんだ!」
余談である。

私は、モーウリーニョの堅守速攻カウンターよりも、グアルデオラのサッカーが見ていて面白いのは、リスクを背負い挑戦し続けるからである。

来年、モウリーニョがレアルマドリーの監督に就任するという。
勝利のためとはいえ「銀河系軍団」が規律とカウンターでは、イメージが変わるなあ(笑)







posted by ドリドリ at 06:55| 新潟 ☁| ドリブル突破塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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